HOME   >  体験談(横の+ボタンをクリックすると読めます)   >  体験談241227「まだ癒しが足りない」

体験談241227「まだ癒しが足りない」

体験談241227「まだ癒しが足りない」

年の瀬に久しぶりにお会いした掛かり手さんは、思いのほか元気そうでした。
辛いこととかありませんかと訊くと、「いつもありますよ」と苦笑します。やっぱり職場の人間関係のようでした。以前お聞きしたときは落ち着いているとのことだったんですが、職場環境が変わって、嫌なことが少し増えてきていると。ランチを終えてデザートを食べながらのカウンセリングの時間となりました。
その後、場所を移動して『癒しの催眠』セラピーを開始。
「あなたの目の前に、ストレスを消してくれる(社外秘)が置かれています。胸に溜まったものを捨ててください」
そう言葉を掛けながら誘導し、ある程度その作業が進んだところで、
「はい、それではこの吐き出したものを処分…」
と終わろうとすると、掛かり手さんが普段見せない反応を見せました。
目を閉じて仰向けに横たわったまま、ふるふると首を振っているのです。
「ん? どうしました?」
「…だ…」
「はい?」
「まだ…」
驚きました。いつもの作業量では処理しきれていなかったのです。
「わかりました。改めて(社外秘)を(社外秘)するので、最後まで思い切り(社外秘)してください!」
そう告げて、こちらもめいっぱい誘導を再開しました。
続けていると、横たわっている掛かり手さんの口元が緩んできて、います。
それに励まされ、「さぁ、どんどん(社外秘)していますよ!」と畳み掛けると、彼女ば完全に笑顔になり、最後は手を叩いて喜んでいました。もちろん催眠中のトランス状態のままです。
ようやく満足し終えたようなので、パチンと解除すると、まるで憑き物が落ちたように爽やかな顔で目覚めてくれました。良かった。…疲れた。
年末は誰しもストレスを溜め込んでいるものですね。掛かり手さんがすっかり元気になってくれたのは良いのですが、「瀬井さんも人を癒やしてばかりじゃなくて、自分も癒されてくださいね」といってもらえたのが印象的でした。はい、ありがとうございます。
皆さまも、良い年の瀬と、良いお年を。
更新情報
お問い合わせ