まだ気まぐれな寒暖差はあるけれど、一年中でいちばん過ごしやすい5月の薫風に吹かれつつ、新橋某所で開かれたやさしい催眠の会に参加してきました。
今回が3回目の参加と、まだまだ新参者であるにも関わらず、なんとなく会の雰囲気に慣れてきた昨今。
(今日はどんな人たちが来るのかなぁ)などと、思いあがった態度でパーティルームに乗り込みました。
この日のメンバーは15人。
初めて参加するという方々も数名いらっしゃって、女性はお二人と少なめでした。うちお一人は、この会は初めてということだったのですが…。
いや、実は非常に個人的なことなんですが、旧知の女性だったのです。
僕が催眠活動を始めた頃に、よく被験者になってくださった方で。ちなみにその頃の活動動画は全て非公開になっておりますので、念のため。
さてこの日の会場は、ご新規さんが多いことで、なんとなく新鮮な雰囲気(いやらしいなぁ、この常連です感)。催眠の良さや会の楽しさを体験してもらおうと、掛け手さんたちがいつものように活躍してました(その上から目線もやめろ)。
毎回「いやぁ、今回もできるだけ見る専で」と言いつつ、なんだかんだと掛けている僕も、やっぱり今度も少し掛けることになったのでした。
毎回、会場は3つくらいの人だかりの島に分かれるのですが、今回は人数がやや少なめということでざっくりニ大陸に分離し、皆さん民族大移動のように、両方を行ったり来たりしていました。僕がいちばん動かなかったんじゃないかな(人見知り×ものぐさ〇)。
隅っこで陰キャに徹していた故の狭い視野かもしれませんが、今回は新しい方たちに技量を伝える掛け手さんたちの熱量が、いつにも増して高いように思えました。掛かり手さんたちも熱心で、メモをとってる姿も見られましたし。
その流れでいうと、今回いちばん印象的だったのは、初参加女性に超ベテランさんが教える場面でした。
彼女は元々被暗示性が高い方です。なにせ駆け出し時代の僕にも掛かってくれたくらいでしたから。なので、この日も現象系の大技(タイムストップや透明人間←初めて生で見ました)をさんざん掛けられ、またその反応が良いものだから(ひあーって連発してました)、会場が沸くわ沸くわ。ごめんなさい、僕も猫化催眠を掛けちゃいました。だって掛かるってわかってたんだもん。
しかしながら彼女には、自分が掛け手側になるべき理由があったため、超ベテランさんから公開授業の体裁で現象系の手解きを受けたのでした。会場は期間限定ミニ・オープンキャンパス。
「では両手をぶらぶらさせて。それを繰り返した後、拳を目の前に持ってきて指を立てて…」
ふと周りを見渡すと、初心者さんから泣く子も黙る、いや抵抗する人も落とす凄腕術師まで、その場にいた全員が両手の人差し指をくっつける初歩の初歩ポーズを実践していたのでした。うわぁ、すごい光景見ちゃった。
たどたどしくも、彼女が初めて掛け手としての催眠に成功。他の初参加や日の浅い参加の方々もそれぞれ、濃い目の催眠体験をしっかりとできたようでした。初心者にもやさしい会というのは、まさにその通りだと思います(だからその偉そうな言い方がだな)。
今後もやさしい催眠の会。またそれ以外にも、大人の会やちょっと大人の会など、それぞれの趣旨に合った会がHさん主催で定期的に開催されます。
ぜひご自分の興味のある会に参加なさってはいかがでしょうか(きれいにまとめた)。
(20250511)